お花の豆ちしき

プリザーブドフラワーアレンジ入門

 最近大人気のプリザーブドフラワー。 素敵なアレンジメントを、自分の手で作れたら…。
 今回は、下処理した材料と器がセットになったキットを使って、初心者でも出来るプリザーブドフラワーアレンジをご紹介します。
お花の豆ちしき
材料
お花の豆ちしき 【プリザーブドフラワーキット】
バラ、カーネーション、ヒメワラビ、アイビー、アスパラガス(プリザーブド)、スパニッシュモス、ライスフラワー、ラグラス、スターフラワー(ドライ)、リボン、器(ドライフラワーフォーム入り)

【キット以外に用意するもの】
木工用ボンド、はさみ、ピック(お好みに応じて)

手順
1 写真 メインとなるバラ(B)を、器(A)の中心に挿します。花が自分に向くように、45°の角度で挿します。
このバラがフォーカルポイント(目線が集中する部分)になり、作品の中心を決めます。
  写真
木工用ボンドをワイヤーの先端5mmほどに少量付けて挿します。プラモデルなどでもそうですが、接着剤の付けすぎは禁物です。あらかじめ紙の上にボンドを取り分けておくと作業がしやすくなります。

2 写真
ドライフラワーフォームが見えなくなるように、スパニッシュモス(E)を全体にふんわりと敷き詰めます。

3 写真
メインのバラの右下に、カーネーション(C)を、左下に赤いバラ(D)を挿します。
メインのバラを頂点に、三角形を形づくるように挿します。

4 写真 次に、アジサイ(F)を挿していきます。
バラ、カーネーションを囲むように、三角形に挿します。

5 写真
ここで、グリーンをあしらいます。
ヒメワラビ(G)を適当な長さにカットし、フォームに挿しやすいように下の葉を取ります。
  写真
バラ、カーネーションを囲み、アジサイとの間を埋めるように、三角形に挿します。

6 写真
まだまだ空いたスペースがありますので、ライスフラワー(H)で大きく空いた部分を埋めていきます。
ライスフラワーは、平面的で面の構成がしやすい素材です。
ここでも、ヒメワラビ同様、適当な長さにカットし、下葉を取ってから挿します。

7 写真
外側に、アイビー(I)を挿します。手前、右、左奥と、やはり三角形に挿します。

8 写真
空間をデザインするラグラス(J)とスターフラワー(K)を挿します。
作品に広がりを持たせるように、適当な間隔で放射状に挿していきます。

9 写真
そろそろ完成が見えてきました。
大きなリボン(L)を奥に、小さなリボンは手前や横に配し、空間を全て埋めます。
そして、繊細なアスパラガス(M)を挿します。横に張り出すように挿すことで、作品を大きく見せます。

10 写真
最後に全体の雰囲気を見て、やさしい空間になるよう、各材料を微調整して調えます。
お好みでピックなどを挿しても良いでしょう。
今回は、小鳥のピックを挿しました。

【ワンポイントアドバイス1】〜キットは手軽〜

 プリザーブドフラワーや、ドライフラワーは、花や葉だけの素材なので、そのままで挿すことは出来ません。ワイヤーをかけ、フローラルテープを巻いて下準備が必要です。
キットですと、下処理済みの素材やリボンがセットになっていますので、手軽にアレンジづくりを楽しむことが出来ます。
また、ボンドで固定しなければ、別の作品に作り替えることも出来ます。あなたのセンスで自由に楽しんでください。

【ワンポイントアドバイス2】〜「いきなり」は禁物〜

 素材を挿すときは、一度器に当てて、適当な場所や長さを確かめましょう。特に、ワイヤーを短く切りすぎると元に戻りません。今回のキットの器には、厚手のドライフラワーフォームを使用しているので、多少ワイヤーが長くても大丈夫です。
ボンドを付けなければ挿し直しも出来ますので、仮に挿してからボンドを付ければ失敗は少なくなります。

今回使用したプリザーブドフラワーアレンジキットは、花メイトのネットショップで購入できます。
→キットは花メイトwebで買えます