お花の豆ちしき

観葉植物のテラリウムづくり

 室内で植物を楽しむ方法に、ガラス容器やビンの中で植物を育てる「テラリウム」があります。夏の暑い盛りに屋外に植物を植えてもうまく育ってくれないこともあります。観葉植物とカラーサンドを使ったテラリウムで室内を涼しく演出してみましょう。
 
材料
お花の豆ちしき ●テラリウム容器
●カラーサンド
●根腐れ防止剤
●オーナメント
●観葉植物:姫カラジウム、セダム

手順
1 写真 まず、テラリウム容器の底に、小粒のカラーサンドを敷きつめます。水が抜けない容器なので、根腐り防止剤を混ぜておきます。

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次に、植え込む植物の土をキレイに洗い落とします。乱暴に扱うと根を痛めるので、やさしく扱ってください。

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洗った観葉植物を、テラリウム容器に合わせてみます。株が大きく、このまま植えると狭苦しいので、根元から分けてやります。長すぎるものはハサミでカットしてください。植えた後で成長する分も計算しないと、気がついたときにはジャングル状態になってしまいます。余った分は、別の容器に植えれば無駄になりません。

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植物の位置が決まったら、粗めのカラーサンドを入れていきます。カラーサンドは3色、どう配置するかがセンスの見せ所!ガラス容器なので、横からの見た目も考えながら入れますす。

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カラーサンドを入れるのに使ってる「道具」は、実は厚紙を切って折った簡易シャベル。こんな簡単な工夫で作業が楽になりますよ。

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カラーサンドを敷き詰めたら、可愛いオーナメントを飾って完成!粗めのサンドだったので、細かい修正も楽でした。小粒サンドは混ざってしまうので手直しはかなり難しいです。

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【ワンポイントアドバイス1】〜管理方法〜

 置き場所は室内の、レースのカーテン越し程度の明るさの場所。強い日差しは禁物です。水やりは、カラーサンドの下1/3が湿った状態に保ちます。入れすぎは根腐れやカビの原因になります。ガラス容器なので、水の管理は楽です。

【ワンポイントアドバイス2】〜カラーサンドについて〜

写真 カラーサンドは保水性・通気性を持つ植物栽培用の素材です。いろんな商品名で売られていますが、いずれも製造過程で高温で殺菌してある清潔な素材です。
 苗の土は病害虫を含む可能性があるので、キレイに取り除いて植え込む方が安全です。
 今回は初心者でも簡単に出来るよう、底には目立たない色の小粒のサンドを敷いて、上に粗いサンドを使いましたが、全部小粒でも、全部粗いものでも構いません。深さのあるガラス器で、色の変化を楽しむ作り方もあります。